認知症の方への上手な接し方

間違った接し方は認知症を早める

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認知症の方の症状というと、物忘れが一番顕著な症状ですが、そのような症状が出た場合に、間違った対応をすると、認知症を進行させる結果となります。
典型的な認知症の症状は、時間などがわからない、自分が今どこにいるかわからない、目の前の人が誰かわからないなどの症状があります。

このような症状が出ているときに、大声で叱ったり乱暴に扱ったりするのは良くありません。
そもそも認知症の方は、物忘れで時間が分からないなどの症状が出ているのであり、自覚して行っている意識もなく、叱られても何故叱られているのか理解できません。
あまりにしつこく叱ると、それは逆に高齢者のプライドを傷つけることになり、本人を傷つけることになります。
また認知症を発症しても、その症状が出ているときと出ていないときがあり、認知症の時に何かミスをしてしまっても、その症状が過ぎればそれを自覚でき、自分では認知症であると認めたくないという気持ちもあるのです。

ケース別認知症の人への接し方

・何度も同じ話をする

同じ話を何度もするのは、認知症の方の初期段階からよく行う症状です。
これは家族などにとっては、何度も話しかけてくるので、時には煩わしく思いますが、そのような気持ちになっても、決して話を聞かなかったり相手にしなかったりするのはいけません。
何度も同じ話をしても、忍耐強く話に付き合ってあげるようにします。

・泥棒呼ばわりする

認知症の方は、財布などでもどこに置いたか忘れてしまうこともあり、忘れたのを誰かに取られたと勘違いする人も多いです。
そして、家族に向かってあんたが盗んだんだろと、泥棒呼ばわりすることもあります。
特に認知症になると、お金に執着する方も多いです。
この場合でも、逆ギレしたり、叩いたり、私は盗んでないなどと拒むことはせず、それじゃぁ一緒に探しましょうねと同調してあげるのが一番良いです。
そのうち認知症の方は、相手を泥棒呼ばわりしたことも忘れてしまいます。

・片付けをしない

これも認知症の方に多い行動です。
どんなに綺麗好きな方でも認知症になると、一変して何も片付けない方も多いです。
こんなときは、片付けないことを怒鳴ったりして怒らないようにします。
時には一緒に片付けをしてあげたりしても良いです。

ケース別としてはこのような対応方法がありますが、認知症の方と接する心得としては、決して叱ったり罵倒したり暴力を振るってはいけません。
認知症になると、故意に他人を泥棒呼ばわりしたりするのではなく、忘れてしまうと言う症状からすべての事は始まります。
家族など介護する周りの人も、また忘れてしまったんだなぐらいのおおらかな気持ちで接してあげましょう。